ひねもすのたり

ふつうの人間の備忘録。ちょっと個性の強いせんせいの独り言記録。

書くことを取り戻してみる

久しぶりに、このブロクで筆を執る。

前の記事を振り返ると、ずうっと「書きたい」だの「書けるようになりたい」だのいつも同じことを言っている。想いはあっても行動に移さないとだめだろうと思う。

 

今日は、珈琲屋さんで読書記録を書き、本を読んだ。

新しい本を読み始めた。職場の環境がいろいろな意味でひどいので、来年は2年目になるし、客観的に観ていこうと思い、以前公演を聞いた先生つながりの本を手に取る。

 

 

今年に入ってから、読書記録をアプリでだけれど昨年よりはマメに付け始めた。

続けられて自分にあった方法を見つけるのは、子どもだけでなく全人類に必要だよね。

 

帰ってきて、2つの学会に入るべく手続きをする。

資格の講座も調べた。

これから飲みながら所見書く。

早く来年度の人事を焦らさないで教えてほしい。

 

 

 

令和5年が始まって少し。

気がつけば令和5年が始まって一ヶ月ちょっと経っていた。

なんだかんだでブログをプロ契約していたのも解除。

無料になりつつも、今年も少しずつ綴っていこうかと思う。

 

昨日は、サークル仲間の土曜公開授業で午前中教室に入らせてもらった。

サークルメンバーの教室に入って、自分のフィルターを通して授業をみる。

ただ呆然とみるのではなく、自分の中にある複数のフィルターが働く。

数年前なら、ただすごいとかここまで、鋭くみることはできなかったのではないかと思う。

 

今年度も残り僅かというけれど、非常に苦しい現状が続いている。

8名いる中で下から3番目の年齢だけれど、主任をしていて難しいと思うことが多い。

今年度は、政治的に進めなければならないことも学んできた。

政治的にしたくないと思いつつも、しなければいけないことが多く、受け入れざるを得なかった。でも、それが学びにもなった。

 

少しずつ、思い出すようにだけれどまた今年も綴っていこう思う。

 

 

授業づくりネットワーク誌を読んで②

朝、新聞を読むように一日数記事読んでみる。

そして、膨大な雑誌の量なので自分が今引っかかる記事を読む。

自分が興味あって選んだものは面白いことが多いと感じる。

今日はこれ。

【創刊号 1988.4】『授業づくりネットワーク運動の提唱・藤岡信勝

授業づくりネットワークの3つの柱については見聞きしていたものの、ご本人が書かれたもので読んだのは初めてでその3つの柱を読むこと自体が自分にとってワクワク感が体の中から溢れてきているのを感じた。

気になった部分は「〈第三の柱〉文体革新の原則」だった。

書いた当人にしかわからない独善的表現。わかりにくい実践報告。こういうものではなく、特別の予備知識がなくても、スッキリと分かる文章を書く。これが文体革新の原則である。

先日雑誌原稿を書く機会があった。この部分が一番苦しんで書いた部分であり、また一番学びになった部分でもあった。自分で書いた文章を一度誰かの、それも読むだけでなく各力が高くバランスが取れている人に見てもらう。直してもらうと、自分の意図と違うことに添削が入る部分もあり葛藤することもある。ある人は、自分の書いた文章がこうも添削され、変わるのなら書かない決断も大事だ、何でも添削を受けるのは違うと言っていた人も知り合いにいた。その言葉を聞いて自分はどうなのだろうと考え続けている。ただ、添削があっても伝えたいこととのバランス自信のその時の感情が大事なのだと思う。先日書いた原稿とはそういう自身の葛藤との戦いの部分も会っただけに、この記事のこの部分が引っかかった。

また、逆に、今年は雑誌に数回書評を書いているがそちらの原稿はいつも直し無しで通ることが多い。この差に戸惑うこともある。笑

 

もう一つは、「4「書くこと」の意味」という見出しだった。

菅野与四夫氏の書くことについての思いとエピソードが書かれている。その内容を踏まえ、

「書く」ことの意味づけは一人ひとり違っている。ちがってよい。

菅野氏は生きるために書いている、自分の授業の腕を上げるために書く人、実践記録を残し次の実践へつなげるために書く人…などなど。

この夏休み前まで、自分も授業記録や子どもとの関わり、個人通信などいろいろなものを書き続けてきた。もう一度なんのたのに書いていたのか、自分とぼんやり対話しながら、それぞれの各意味について問い直しておこうと思った休みの日だった。

 

 

 

 

授業づくりネットワーク誌を読んで①

授業づくりネットワーク誌を創刊号からほとんど手に入れることができました。

創刊号を読んでみても面白いものばかりです。今日から、感想を少しずつできる限りでアウトプットしようかなあとゆるゆるやっていきます。

 

【創刊号 1988.4】

最初は日本書籍から出ていると聞いて、手に取ると本当にそうだった。

記念すべき最初の記事は「研究ペアは人生を変える 小山弘一・野田芳朗」となっている。

研究ペアの話は聞いたことがあった。

例えば東北で言えば、鈴木・尾形とか。…あとパッと出てきませんが。ちょっと前の世代はありますが、同世代ですぐ言えるのはこの2人でだろうか。

最初の記事では、ペアと称していますが個人的にはいつでも会って、仕事のこと授業のことを話し、時にはその人と飲んで語れるかということも大事なんだなと感じた。笑

仲間がいる、授業のことについて対話できる相手がいることが自分の成長にもつながると感じた。

また、この一番最初の記事には先日なくなった外山滋比古氏の言葉も引用されていたのもなんだか感慨深かった。

ひとりでくよくよするのは避けなくてはいけない。

人と話すのなら、ほめてくれる人と会うようにする。

批評は鋭いが、よいところを見る目の少ない人は敬遠する。

自分はその様な人とどれだけ付き合っているだろうかとも思う。

批判ばかりでは人は成長できないということが感じられた。でも、批判も必要なことだということも感じた。

 

足を運んで学びの場に行くことが難しくなっている今、もう一度自分の学ぶことについて考える切っ掛けがあった記事だった。 

ペアではないかもしれないが、学びを共有できる仲間が自分の根幹を太くしてくれるのだと思う。

余談だが、この最初記事も次の記事も飲んで語ることでいい話が出てくると書いてあった。笑

そんな記事をほろ酔いの中読んで書いてみた。

 

 

静かに過ごす

休校中できることもなくて、何していいのか分からずプチパニックになっていたので、本棚から読んでいなかった気になるタイトルの昔の本を読んでみた。

カルテといえば築地久子先生の名前が出てくることが多いが、これはカルテと座席表の研究に挑んだ安東小学校の昭和40年代の記録。
いま、オンラインが増えてきている中で、学校教育で本当に何が大事で何を大切にしてきたかが本に書かれていた気がする。

教科書どおりに指導したがる教師への考え。
”教育にインスタントな効果を要求することは、技術主義に陥る”
…今も昔も同じことを言っていること。

カルテを記録することは、教師自身の姿を映し出している鏡だということ。

いま、昨年度も毎日の授業を、手立てと変容を記録しろと上から言われて毎日書いていた。毎時間変容が見られるわけないことにやや不満はありつつも、書くことで見えてきたことがあった。
いまは、この休校期間中に「実態把握表」という名前の児童の実態表を作っている。資料を作ることで目にする機会になる記録や保護者の思いもあって、これもカルテかなと思いつつ書いている。

今時分の中で考えていることとか引っかかっていることの基本的なことに立ち戻って考えられたので、良い読書の時間だった。

余談。
数年前に校内研修で講師で来てくれた支援学校の指導教諭の先生がいた。ちょうどこの本を買った頃にあった研究で、講師の先生の師匠の師匠が上田薫氏だった。繋がっているんだなって思った。

 

 

 

 

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今年も校内研に挑戦します

今年度も、研究部に所属できることが決まりました。
若手研修の主に立候補し、今年も若手研をすすめることになりました。

昨年度は、学校事情も絡みうまく計画が進まなかったので、今年度はもう一度頑張ってみたいという気持ちで立候補しました。若手研修対象の先生は15名ほど。多いなぁという感じをもちますが、何ができるのか考えていきたいです。

さて、若手件の条件は、5年以上の経験があって2校目以降の先生なのですが、なんと研究部には3人しかいません。去年の成功も、失敗も活かしつつ、もう一度頑張ってみようと思った矢先に、岩瀬先生の『「校内研究・研修」で職員室が変わった!』を知りました。

 

 

私情を挟むと、この本、開けてびっくりしたのが1ページ目の写真に、見覚えのある先生が載ってました。

持ち上がりでもないのになぜか、2年続けで一緒に学年を組んだ 先生でした。教職2年目のときの私に、「見える学力見えない学力」(岸本裕史・著)を読むといいと言って、その本をくれた先生でした。その事もあって、するする読むことが出来ました。縁ってあるのだなと思いました。笑

 

この研修・研修の本は、こうするとうまくいく !というのではなく、エピソードで語られているのが良かったです。校長先生に反論する話があったり、うまくいくことも行かないことも、感情を載せて書かれていました。
エピソードで語られている内容を読みながら、そしたら、私なら何ができるのだろう。そんなことを考えながら読みました。
初任校で、一年だけ研究部に所属しましたが、正直何をしたか覚えていません。
去年は、異動して初めて研究部に所属し、若手研を任されたり、校内研で何度か、学んできたグラフィックを描く(書く)ことを頼まれたり、自分にも貢献できることが増えてきました。そして、研究授業でワールドカフェが導入されていることも斬新でした。

みんながやってよかった!と思う校内研をすすめるためには、どんな思いで、どんなモチベーションで、でんな支えがあったから目指すところまで進めることが出来たかという記録をこの本でこの4月に知れたのは非常に参考になりました。

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岩瀬先生ご自身の記事もあります。

iwasen.hatenablog.com

 

iwasen.hatenablog.com

 

 

岸本先生のこの本は、初心に帰るときに読みたくなります。

 

見える学力、見えない学力 (国民文庫―現代の教養)